白死蝶(ビャクシチョウ)
死んで蝶になったから。
死んだ後くらいは白くて美しい蝶でいさせてください。
遠くて近いです。
あなたのそば かもしれない。
サミシイ。一人はサミシイ。
コワイ。一人はコワイ。
友達が欲しい。いつも一緒にいた、みんなみたいな友達が。
サミシイ
サミシクテ消えてしまいそう。
私に将来はありません
私は平成20年9月3日に父によって強姦され、母によって殺されました。
嘘だと思うならその日の新聞を見れば本当だってわかります。
長野県上騨村での事件として、それなりに大きく記事になっているはずです。
JKやってました。
バカ高ですが(笑)
どーでもいい毎日に思えたけど、笑って過ごせた時間は幸せだったんだな…って。
サミシイ。友達が欲しい。
コッチの世界に誰でも良いから連れて来たいです。
父は昔っから怒りっぽく、あまり口数の少ない人でした。
私が中学位から、なんとなく気持ち悪くて私はあまり口を利かなくなっていました。
用事があっても、私からは母に伝えて、母が父にそれを伝える。みたいな。
父は良く母を殴りました。
母はいつも無言で泣いていました。
私は「警察に相談しなよ。」とか言ってはみたものの、結局何もせずにいつもの光景としてそれを眺めていました。
私は父を「どうしようもないクズ」と見下していましたし、
私は母を「可哀想な女」としか見ていませんでした。
ある日、父は酔っぱらって帰ってきました。
ヒドイ匂い。きっと飲みすぎて吐いたんだと思います。
一緒の部屋に居るのも耐えられない。私は部屋を出て行き、母に確かこう言いました。
「お父さんクサイよ。あれ、早くお風呂入れるとかしてよ。」
暫くして、父はノックもせずに私の部屋に入ってきました。
顔は真っ赤。
何も言わず手を大きく振り上げると、ガチン!と頬を強く打たれました。
痛い!!
痛い!!
骨が折れたか、目が潰れたか。いずれにしろ私の顔が壊れる位の痛みにうずくまりました。
髪を掴まれ、乱暴に引き上げられた瞬間、凄い力強さを感じ、
『絶対適わない。何をしてもダメだ。』
と感じました。
「テメーは自分を何様だと思ってんだ!!!」
「父親をアレ呼ばわりするたぁ、偉くなったもんだな!!」
そんなことを叫びながら、私の顔を何度も何度も壁に打ち付けました。
ゴチン!!
視界が涙でぼやけて何も見えなくなり、
グシャ!!
鼻が潰れて鼻の奥から頭のてっぺんまでズキンと刺すような痛みが走りました。
「ごめんなさい!ごめんなさい!!」
私は怖さと痛さとパニックで、泣きながら謝っていました。
何度も殴られ、転ばされ、蹴られ、罵られ、もう「ごめんなさい」も嗚咽で言葉に出来ていませんでした。
私は完全におびえ切って、父の動きの一つ一つに体をビクつかせていました。
父は叫ぶのも殴るのもやめ、私は『やっと終わる。』そう思いました。
が、父は押し黙ったまま私の服に手を掛けました。
シャツを脱がそうとします。
私は訳がわからず両手で抵抗します。
バチン!!
本気の平手。
「痛い!痛いよ!お父さん!やめてよ!何でこんな…」
ゴチン!!!
さらに強いゲンコツ。
「痛い!!」
「うるさい。」
そう言うと、またシャツに手を掛けました。
私はもう抵抗もできなくなり、されるがままでした。
そのあとはクサイ、ヒドイ匂いのキスをされ、体中を気持ち悪い手が這い回った後、最低のことをされました。
どこかで私の心が壊れた感じがしました。私に覆いかぶさり動く父を、どこか冷静に見ている自分がいました。
痛い・汚い・クサイ・気持ち悪い・悲しい・苦しい・死にたい。そんな気持ちを冷静に見ている自分がいました。
その時、ドアが開き、母が猟銃を持って入ってきました。
確か祖父の物だったと思います。
母は何も言わず私に覆いかぶさる父の背中めがけて猟銃を構えます。
私は『助かった。』そう思いました。
バン!!!
バン!!!
物凄い音が響きました。
と同時に激しい熱いような痛みが全身を走り、私は気を失い、そのまま死にました。
父も死んだと思います。
私は幸せでした。
納得がいきません。
どうして死ななければならなかったのか。
どうして私だけあんな目にあわなければならなかったのか。
どうして私以外の人はあんな目に合わずに生きているのか。
私は悔しい。
私は幸せなアナタが憎い。
一人でいるのがサミシイ。
アナタがこっちに来れば良い。
早く死んで、コッチに来ればいい。
ダリィ、本音の言葉で喋る。
お前も死ねよ。
苦しんで死ぬよりマシだろ。
殺して連れてきてやるよ。
ちょっとでも共感しただろ?
ゾクゾクしたモノ感じてただろ?
これを最後まで読んだ今、魂は繋がってるから。
殺してやるよ。